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住開アートプロジェクト

住開アートプロジェクト

住開(すみびらき)アートプロジェクト??

昨日、大阪より来客がありました。海開きならぬ、住開アートプロジェクトをおこなっているアサダワタルさんという方で、たいした変わり者です。
始めて会ったのはとあるイベント。色々な方が自分の活動をプレゼンテーションする場だったんですが、アサダさんは背中に液晶モニターをしょって映像を客席に見せつつ、自分は後ろを向きっ放しでプレゼンテーション。何だこれは!!何なんだこのひとは??という奇天烈な印象が先立った人でした。正直プレゼンテーションしていた内容はほとんど覚えていないんですが、(スミマセン!)一つだけ気になったキーワード「住み開き」。何だっけ?詳しく聞きたいなと思い、あとで話しかけにいって、どういう事ですか?あ、そう言う事ですか!?では是非僕らの家に来て下さい!という流れです。
なんでも「住み開き」とは、簡単にいうと家の一部を解放してパブリックなスペースにしちゃえ!という物だそうで、ある人は2畳の余っているスペースを解放して、「2畳大学」なる物をつくり、授業を行っていたり、、、なんとも時代先取りなライフスタイルです。完全に毎日がパブリックスペースにしなくちゃ行けないという訳ではなく、月曜日はプライベート、火曜日は知人関係のみのオープンスペース、水曜日は完全パブリックどちらさまもござれなど、いろいろとオーナーによって線引きを行い人々のワを築いて行き、そこから文化を発信して行こうぜ!っていうとても魅力的なプロジェクト。
本当に人と人の出会いというのは重要だな〜と思います。「パブリック」という言葉は最近よく聞きますが、いわゆる誰でもござれ的なパブリックからは中々本当に意味での「つながり」は生まれにくいと思います。僕もよくデザイン関連のパーティなどに参加したりしますが、実際いまいち楽しめずにいつも帰って来てしまいます。せっかく同じ方向性、いや、同じ土俵で戦っている人がすぐそばにいるのに、もったいないですね。
でも、それはたぶんただ「集まる」だけでは何も生まれないだろうなという気がします。正直名刺交換するより、キャッチボールしたり、一杯のお酒を酌み交わしたり、そんな単純なコミュニケーションができるシチュエーションが大切なんだと思います。それって、裸でぶつかる事が前提で成り立つもんです。スポーツ選手もみんな試合後にユニフォーム交換しますよね。それはさんざん試合の時間ぶつかり合って、お互いを知って
「お〜お前凄いな〜」といいつつお互いをたたえ合って、、、僕は名刺交換はこんな感じで「ユニフォーム交換」的であればいいなと常々感じます。なんか話がいろいろと横道にそれましたが、このプロジェクトはそれが出来ちゃうんじゃないのかな?って気がします。凄く楽しみ。

大和川レコード
http://yrecord.exblog.jp/

住開アートプロジェクト
http://sumibiraki.blogspot.com/

2009.06.01